右のリンクの本(新マーケットの魔術師)
その中でソロモンのディーラーが大きな含み損を抱えるという話がとても面白い。
ソロモンという世界有数の投資会社のディーラーが、巨額の為替のポジションを持っているときにポジションと逆のニュースが流れてしまった。真っ青になったディーラーは食事ものどを通らなかったらしい。結局、そのディーラーは、その市場の方向と逆のポジションをどのように解消したらいいかということを必死に考えて、最終的には、損失を最小に抑えることができたというストーリーです。
薄いNY市場の午後には買い戻さずに、腰を折るための売りを入れたとか。いろいろ書かれているのだが、
これらのことは、為替相場を考える上でとても参考になることではないかと思う。
例えば、最小の資金でドル円を上げたい。どうするか?
値を下げずにロングポジションを解消したい。その場合、どこでどのタイミングで売るのがいいのか?
等々、どの様なタイミングでどのような売り買いがでるのか、想像できそうな気がしてくる。
昨日の為替相場について、考えてみると、Tokyo市場の前場で大きな売りがあった。
普通、値を下げるために売るのなら、昼以降に売るはずなのに。何か違和感があったと思う。
また、ポジション解消なら、少しずつ売るほうが効果があるはずだ。
しかも、その後に、値を下げてこない。
想像だが、そうやって下にいく雰囲気を出しておいて、上のストップを狙って、買い上げて行ったのではないだろうか?
もうひとつ面白い話があった。
ディーラー仲間の間で、50ポイント上のストップを狙うという噂がでていて、めい一杯、ロングのポジションを取っていたら、200ポイント下のストップが刈られたとか。
昨日と似た話ですよね。
といった具合に、いろいろと想像しながら、為替を仕手戦のように考えてみると、結構面白いと思う。
為替は、株とは違って、Resonableに動くところがいいところであるが、時として、そういった、仕手戦もあるのではないだろうか?
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