2008年3月8日土曜日

スキャルピングのテクニック8 ストップロスを狙った売買とその結果について

今日は、ストップロスを狙った売買について、考えてみたいと思います。

ストップロスとは、さらに損失が拡大しないように、損切りをする行為であり、大きなストップが指値でおいてあるものは、FX-waveなどの、オーダー情報として、知ることができます。
このストップを狙って買い上げて行って、ストップロスを使って、清算するということで利益を得ようというトレードは為替や、株式の世界では、日常に行われている行為のようです。

従って、ストップをありかを気にしながら、トレードすることはとても重要なことだと思います。

たとえば昨日の101.6を割れて、一気に101.3ぐらいまでいったドル円のばあいには、102.5ぐらいから、下のストップに向かってじわじわと責めていっていたように思います。
 101.6は、数年来の安値であったために、それを超えたところに大量のストップが置いてあるのは、いわずと知れたことだったですよね。101.80のストップから、一気にストップロスの連鎖で101.3付近まで安値を付けました。

さて、今日のお題は、ストップを付けたあと、あるいは、ストップを付けるのに失敗した場合に為替がどうなるのか考えてみたいと思います。

例えば、短期筋の売り買いの需給が同等であるところから始めて、上のストップを狙って買い上がっていった場合について、考えてみましょう。

今からいうことは、当り前のことですので、あまり期待はしないでくださいねw

上に行って、ストップを刈って、売り方と買い方が清算されたとすると、他に売り買いするひとがいなければ、もう、売り方も買い方も、売り買いするポジションがないので、その値段が適正ということになります。

実際には、他に高いと感じた人の売りが入りますし、また、買い上がるときには、ストップで清算するよりも、多くの買いが必要とされるので、少なくともその値よりも低い値が適正値となると、思います。
そして、重要なことは、最初に始めた時に比べて、値は切り上がっているということです。

次にストップをつけるのに失敗した場合はどうなるでしょうか?理論的には、買い方のポジションが売り圧力になりますし、買い上げるまでに、多くの資金を使うので、最初に始めた値よりも、切り下がることになると思います。

このようにストップを刈られるかどうかということは、為替の値を決める大きな要因のひとつになっているのだろうと思います。実際には、実需の売り買いが入りますし、短期ではないストップや、利益確定もありますので、理論通りにいくとは限らないのですが、ストップをつけたのに、下に切り下がった場合や、ストップをつけるのに失敗したのに、下に下がっていかない場合は、何か他の要因があることが想像できます。

さて、そこで、昨日の値動きですね。
101.60以下には、いろいろな金融商品を含む、巨大なストップがあったと考えられます。
それが一斉に刈られた。そして、短時間に2円程度も反発。

とても特殊な状況ですが、これからどうなるか、非常に興味深いところだと思います。
2番底をつけにいくのか、それとも踏みあがっていくのか。サブプライム問題や、株価との関係もありますので、はっきり予想はつきにくいと思いますが、現在、下のストップを刈った後に、上のストップを刈った状況。需給的には、ロングに偏りつつあるのではないかと思っています。まだ、ショートポジションをもっているひとたちのショートカバーで若干上げたあと、113.0-2ぐらいを上値に、再び↓をゆっくり目指すと予想してみたいと思います。なんせ、サブプライムはまだまだこれからが本番っていいますしね。明日からどうなるか楽しみです。
ひとつだけ、上に行く可能性について、付け加えておくと、こういう鋭角に底をえぐった場合は、底になる場合が多い。チャート的には底かもしれない。

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